家を設計する時お客様が必ず思う事があります、それは「出来るだけ大きく」や「出来るだけ広く」です。
でも、この出来るだけがあまりよくない(汗)
理想な広さと必要の広さにはいろんな意味で自分の将来に係りが出てくるからです。
ひと昔前までは、4人家族の平均の家の建て坪は40坪強。
広いリビングダイニングに続きの和室、8畳和室の続き間などに床の間や仏間なども付いていました。子供部屋もそれぞれに独立した6畳~の部屋にクローゼット付き。寝室は8~10畳にウォークインクローゼット付きなど。
現在の家とはかなり違いがあります、この時代家は大きさがステイタスとなっていた。
家の性能や構造には予算をかけず出来るだけ大きな家にすることが中心の家造りだったような気がします。
現在の家造りは広さをおさえて快適性と安全性が重視されていると言えるでしょう!
予算を出来るだけ性能・安全性に掛け昔の家造りとは真逆となっています。そうすることにより先に言った自分への将来の負担の軽減になるのです。
一昔前の家に住む方々がよく口にする事は、「大きな家は維持が大変」・「断熱材もろくな物が入っておらず寒くて大変です!」・「暖房費や掃除も大変です」・「こじんまりとした家が良かった!」なんていう声が圧倒的に多いからですね!
広さは出来るだけ抑え、高性能住宅にし冬は暖かく夏は涼しく暮らせた方が良いし、子供はいずれ出ていくのですから子供部屋の重要性も考えなくてよい。
予算のかけ方を間違えると、後悔する家造りとなってしまいます!
大きさより安全性・維持費・快適性・健康面と言った方向からの家造りをお勧めしますm(__)m
コメント