寒い地域も暑い地域でも家の断熱材の考え方は一緒です。

 

外気からくる寒さと暑さを室内へ入れ込まない様にするにはやはり断熱材とサッシが重要になってきます。

 

と同時に暖かさと涼しさをそのまま持続させるのも断熱材とサッシが重要となる。

 

魔法瓶を例にあげると分りやすいのではないでしょうか！

 

魔法瓶に熱湯入れておくと冷めにくく長時間その温度を保つ事が出来ます。

 

逆に氷を入れて冷たく冷やしておいても一緒です、長時間冷たさをキープしてくれる。

この魔法瓶構造が家にも必要になるのです。

 

魔法瓶構造にするには断熱材の性能がとても重要になると言う訳です。

 

本日はサッシの話ではなく断熱材材を語ります。

 

断熱材と言っても色んな種類の断熱材があり、その中でも性能の差は異なります。

 

そして断熱効果の持続性も異なるらしい！

 

一つ例をあげて言うとウレタンフォーム断熱。

 

これは現在主流で多くの建築店が使用しています。

 

ウレタン断熱材には一種・二種・三種とあり数値が上がるほど性能も上がります。

 

しかしながら劣化もするし断熱性能も右肩下がりで落ちて行くそうです。

 

最初は高性能でも持続性がないと何十年と暮らす家には適していません。

 

充填断熱に使用した場合は空気に触れる量が極端に低いのでまだ持続力はあるそうですが、外断熱に使用しているウレタン断熱は３年ほどで性能もガタっと下がるそうです。

 

外断熱材の場合はウレタンフォームより「EPS」(発泡スチロール）と言う家庭でよく見る白い保温材ですが、このEPSの方が劣化もなく保温性も持続するそうです。

 

性能こそはウレタンフォームより同じ厚みで換算すると低いのですが、厚みを増やすことによってウレタンフォーム同等の性能を確保できます。

 

このように性能と持続が大変重要になると言う訳ですのでカタログ表示の性能が持続すると言う事とは違うようなんです。

 

先日基礎部分に外断熱を入れていた現場の断熱の様子を拝見しましたが地面より上は紫外線により地面より下は腐食による劣化がありパサパサ状態で断熱力も見るからに無さそうな感じでした。

 

値段とすり合わせして出来るだけ性能の良い持続性のある断熱材を使用すべきだと感じました。

 

ちなみに住工房Kの手掛けている家は、壁内に充填断熱の発泡ウレタンと外部に外貼り断熱材のEPSをダブルに入れて性能値を上げています。

 

値段と性能値からこの組み合わせにしておりますが、もっと良いものがあれば今後は切り替えてもいくでしょう！

それが住まう方の為になるのですから！

 

当然最初に言いましたが開口部（サッシ）も性能値に直結するので断熱材+サッシの性能で家全体の性能を考えていきますm(_ _)m