今の時期に家の中で不快に思う事、それはやはりジメジメ感。
梅雨時期の湿度は室内70%より上昇する日も多々あり、雨の日に窓を開けていれば80~90パーセントにもなる場合もある。
そんな時体はダル重く、ジメジメした中では室温より2~3度高く感じ汗もジワジワと止まらない。
こんな状況は室内の内装材一つで大きく変わったりする。
そもそも今時の家の内装材は湿気をコントロールできる素材を使用せず、湿気に強い素材、早く言えばビニール製品しか使用しない家となっているので当たり前と言えばそれまでです。ビニール製品はコストも安く多種多様に色んな柄もでき、幅広いニーズの取り込みがしやすいからどこの会社でもそういった製品を扱う。クレームも出来るだけしょい込みたくないのでビニール製品は持って来いの商材なんですね!
近頃は湿気を吸うと言われている「漆喰や珪藻土」もあります。が、無添加の持つ本当の効果が出ているのかは私も分かりません。でも殆どの物は合成(ボンド等が練り込んである)の漆喰や珪藻土なので湿度コントロールをしたとしても微量か持続性のない物が殆どだと思っている。
合成の物ではコントロールは難しいのではないかすら感じます。吸ったり吐いたりと言う呼吸、これはやはり自然の物で尚且つ生きていなければできないと思うからです。
私共で手掛けているもみの木の家のもみの木材は、木の中でも湿度コントロールが得意の木の目「柾目」で切り出しており、尚且つ自然の生き物であるため自然乾燥で木を生かして乾燥させている。
自然の木の特性を生かすためにはその特性を知り、正しい処理方法や正しい使用法を学び、家に取り込まなければ何の意味も成しません。
「柾目」「自然乾燥」のもみの木の床・壁・天井材を適量に使用すれば、梅雨時期に湿度があれど不快感はぐんと減り、素足でも床はべとつきません。
同じ湿度指数でも「もみの木の家」と「カラーフロアー・ビニールクロス」の家とでは、体感がまるで違います。
同じ湿度指数でももみの木の家の室内ではサラッと感すらでます。
内装材の選び方ひとつで生活も大きく変わる。
コロナ影響でステイホームとなった今、今後の家の考え方は大きく変える必要性を皆さん感じているのではないでしょうか!
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