「なぜ、この床を使われているんでしょうか??」
この質問は住宅会社を仕分けるためにはもってこいの質問になります。この質問に明確にこたえられるかどうかで、その会社が家についてどう考えているかが分かります。
たぶんですが、多くの会社は答えに詰まる事でしょう。そうなんです、その答えは何も考えていないからなんです!!
多くの会社はその会社の仕様で決まっている、標準品として値段の安い物で設定されているだけでの事です。床を採用した理由はあまり明確なものではない。
もみの木の家を手掛ける以前はうちもそうでしたからよく分かります。
無垢材に関していえば、多くは「杉」とか「パイン材」です。何でか?これも理由は同じで安いからです。
でも無垢材を理由に高価な値段を提示し「無垢の木だから良いですよ!!」とか言われます。
そこで聞いてみましょう。「無垢材であることでの我々のメリットは何でしょうか??」ってね。そこに答えがあるかどうかが問題です。
無垢材が良いのかどうかは明確な理由がないと分からない。杉やパイン材はコスト面でかなり安い物が出回っている。そして、木の乾燥方法は人工乾燥が99%。
無垢材と言う事が理由で値段を跳ね上げたり、木と言う事で消臭や調湿効果を言う業者が多いのですが、秋田杉や屋久杉の柾目やパイン材の無節柾目などでない限り決して高額な材料ではない!
ましてや人工乾燥をしている木では消臭も調湿も期待できないので消費者はその被害者って事になります。
無垢材が良いって事を植え付けられているだけのことです!
ベニヤの床は量産メーカーがクレームを受けたくないために使っている商品です。なのに「ペットにやさしいですよ」とか「傷がつかないですよ」とか言って売っています。
硬いので住まう人は相当にダメージを受ける事になります。
そして滑るのでペットにも有難迷惑です!
広葉樹のナラとかサクラの床も裸足が基本の日本には合わない。見た目重視の選択って事です。広葉樹は土足での仕様が本来の使い方でしょう。
床材一つでこんなに答えがある。内装材に至っては相当に色々な事があります。が、知らない人の方が多い。だから明確な答えが無い。
もみの木は明確な答えがある。「住まう家族が健康になる」ためという答えが。それには体感するしかないという事です。
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