家の内装材。人工素材・自然素材・ハイブリットこの3つが存在する。
人工素材。これは石油製品の事。ビニール・プラスチック製品で床材・壁材・天井材とどのパーツにも沢山の種類がありビニールクロスなどは千単位まであるから厚いカタログが各メーカー用意されている。これらの製品は今作られている家のほとんどが使用しているパーツとなります。一般的に言うところの「新築のニオイ」がこの正体です。VOC(揮発性有機化合物)は10年から15年出続けますのでアレルギー発症のリスクは高くなる家と言えます。
自然素材。これはどこまでを自然素材と言うのかは少し疑問視される部分が多い。木は自然素材ではあるが、乾燥時に人の手(機械)が加わっていれば自然素材のままではありません。自然素材とはいえ機械乾燥の人の手が加わっている。本来持つ木の成分や油分まで抜けてしまい自然素材の良さなどでていない内装材が多い事も事実です。木の良さを生かすのであれば乾燥方法は自然乾燥に限ります。そうすれば木の成分が残り木は生きてますから室内の空気の浄化や消臭を行ってくれる。ただし、木は生きていて呼吸をするので、その際に割れがでたりねじれたりする可能性がある。そこを理解したうえで使用してください。間違いなく自然乾燥の木の家の方が気持ち良い暮らしが出来る事は住んでいる私が実感しているので間違いないでしょう。
漆喰や珪藻土も多くの皆さんは自然素材だと思っているはずですが、これも少し理解不足なところがある。天然の漆喰や珪藻土にはボンドの役目をする接着力があまりありません。壁に塗って剥がれない様にとか割れないようにするのにはボンドを混ぜないと密着しない。よって多くの自然素材と言っている「漆喰や珪藻土」には繋ぎ材のボンドが混ぜられているからこれを自然素材と言ってはいけません。本当の自然素材の塗り壁材は無添加なんです。無添加でしたら害もありませんから自然素材と言っても良いでしょう。その代わりに割れたり浮いたりすることは覚悟の上で使用する事です。
ハイブリット。これは自然素材と人工素材の混ざりとでもいいましょうか。集成材とか聞いたことがあると思いますが、細かい木をボンドで貼り合わせた物や表面だけが薄く削った木が貼ってある単板張りの集成材などの事を言う。ボンドが使用されているので自然素材とは少し違う気もしますがこれを木の家などと言っている会社さんもあるのでその辺はその会社の考え方なんだと思います。でも、無垢材とは違うのでこの辺はご自身で調べられると良いでしょう。
以上のように内装材の選び方ひとつで家の住環境は大きく変化します。
子育てを良い環境の中でしたいというご家族様には「もみの木の家」をお勧めいたします。
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