床材によって感じる体感温度が異なる事をご存知だろうか?
おそらく今時期ではスリッパを履くお宅がほとんどでしょう!
私の家ではスリッパは一年を通して使用していない、それは必要がないからです。
床材によって足裏へ伝わる温度は異なります、素材の違いで温度差が出ると言う事なんです。
一般的に使用されている新建材のカラーフロアーは表面にウレタン塗装をして硬くしてありますので体感的には冷たい床です。
カラーフロアーの床板で暖かさを感じる床はおそらくないであろう、石の床に上に立っている事とそうは変わらないからである!!
暖かさを感じる素材は柔らかいものが良い、無垢材の床板の方が暖かさがありますがそれも樹種によります。
無垢材の中でも針葉樹が柔らかいので暖かさを感じますが広葉樹の木はもともと硬い木ですのでカラーフロアーより冷たさを感じるでしょう!
硬さと温度はそれに比例すると言う事になります。
硬い床ほど冷たく柔らかい床ほど暖かいのです。
だからと言って針葉樹の木にウレタン塗装をしてしまえば結果はカラーフロアーと変わりません。
現在では無塗装品が割と多くなってきましたが一昔前の家作りでは木と言う木には全て塗装をしている会社がほとんどでした。
それは木を保護するという意味で行っていたのですが家は人を守るべき役割なのに家を守る家作りをしてきたのではないかと思います。
本来無垢の木は自然乾燥させて使用すれば100年単位で持ちます。
それは日本の伝統の神社仏閣の建物が証明しています。
化学塗料などが無い時代の建物が100年単位で長持ちしているのですから住宅だって50年単位で平気で持たなければいけません。
それを人工乾燥などに頼り製品化している木なので塗装などして保護しなくては劣化してしまう無垢の木となってしまうのです。
今時期でもスリッパが必要ない床材と言えば針葉樹の無垢材で特に柾目と言う木の目が良い!
節が沢山ある様な部位を使用すればその節の部位が冷たいからです!
針葉樹の無垢の木を自然乾燥させて無塗装で使用すればスリッパのいらない生活が出来る家創りとなるのです^^
コメント