家の三原則、それは水平・直角・垂直これが全てです。
家は基礎から手掛けていくのだが基本下から上へと造り上げていく、いずれもこの三原則を怠れば後々問題が生じる。
家を支える基礎、この基礎が水平であることと直角であることが次のステップへ大きな影響を与える。
現在の基礎工事のレベルは時代と共に進化しており、基礎の上部が+-0で仕上げる事が可能となりました。(誰が行ってもというわけではありませんが)
その理由として上部の水平を修正する「レベラー」と言われる特殊な材料が誕生したからです、しかしながらこれもその方の技量が出ますので全ての方が+-0で出来るとは限りません。
基礎が完成すると今度は基礎の上に家の寸法と直角の線をつけます、ここからは大工さんの作業工程になります。図面通りに木材を加工し現場にて土台から順番に設置していく作業、これが俗に言う「お建前」作業の日となるわけです。
基礎の直角を確認してから土台を設置する直角の線を確認したうえで土台敷きを行う。土台が所定に位置に設置されたら最後水平を確認してボルトでしっかりと固定する。
土台敷きが終わるといよいよ柱を建てる工程へと移ります。
柱を所定の位置へ建て終わるとその上の横架材(梁や桁)を大工さんがはめ込んでいきます。細い梁・桁の上を歩く作業は大変危険を伴います。
横架材の設置を終えると今度は垂直の確認へと進みます。この際は「仮筋交い」と言う呼び名の材木で垂直を借り固定します。
この借り固定がきちんとできていないと垂直にずれが出ますので慎重に行う作業です。
部屋の一つ一つが水平かつ直角かつ垂直に出来ていないと部屋を仕上げていく作業工程の中で色々厄介な事になってしまう!
土台を水平・直角にそして柱は垂直に設置してあれば後々の作業がスムースに進み仕上がっていきます。
出来上がった後に「建て付けが悪い」という言い方はよく耳にするのではないでしょうか?これがまさに垂直が出ていない事に直結します!
3原則、家には大変重要です、ここがいい加減な建築屋さんはいないと思いますが、そうでもないようです・・・
コメント