ここ数日肌寒さを感じる様になってきた。
とは言え、高性能の家の中の室内は今朝の時点で22.1度ですのでまだまだ熱源を使用するほどではないが、昔の家では少々寒さを感じる室内温度になっていると思う。
昔の家と高性能住宅ではいったい何が違うのか??決定的な事は2つ。開口部と断熱材である。そこに機密性能が加われば最強と言える!
開口部とは玄関扉やガラスサッシの事です。昔のガラスサッシと今のガラスサッシを比べたら雲泥の差。高性能住宅に欠かせない高性能なサッシは樹脂サッシ枠とペア以上のガラス構成が欠かせない。ちなみに弊社の開口部は樹脂枠に対してペアガラス+LOW-Eアルゴンガス入り+樹脂スペーサーと言う組み合わせとなる。一つ一つ説明すると、窓枠が樹脂製枠、ガラスが2枚入りのペア、そのガラスの一枚にはLOW-Eと言う金属膜が内側に貼って有り、遮熱なのか断熱なのか効果を選択することが出来る、そしてガラスとガラスの間はアルゴンガスが入っており内外への熱の移動を抑える性能がある。樹脂スペーサーとはガラスとガラスの間の外周部にあるスペーサーで固定をする役割の枠材です、一ランク下にはアルミスペーサーがある。
玄関ドアに関しても現在の物には断熱仕様があり、高断熱と中断熱の2種類の性能分けがされている。玄関ドアもサッシも地域別に性能基準があり、長期優良住宅仕様の基準をクリアーすれば高性能な家と言えるでしょう。
サッシにもまだ上位ランクの物も存在する。ガラスが3枚のトリプル仕様や枠が木製の木製サッシと性能も一ランク上位になるがコストもそれなりにかかる!
断熱材に関しても昔と現在では種類も性能もいろいろだ!
昔から存在するガラス繊維の物から羊毛まで色んな種類の断熱材が存在している、弊社では現場で発泡するタイプの硬質ウレタンフォームを採用しているが、更にオリジナルで外部にも外張り断熱材のEPS(発泡スチロール)40mmをWで施工している。理由は簡単寒冷地だからです。
現場発泡のウレタンフォームは気密性能が確保できることに利点があり、グラスウールの様に工事を行う人の手によって、隙間が生じたり施工法が異なる間違いが起きないのもメリットとしてある。更に外貼り断熱を行うのでより気密性が増し、C値0.5㎠/㎡付近で安定した数値を確保出来る事になる。C値とは・・・建物全体にある隙間面積(cm2)を延床面積(m2)で割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられています。C値の測定は、実際に建てられた建物内で、専門の気密測定試験機を使って行います。数値が小さいほど優れた気密性をもつ建物といえます。例えば、延床面積が40坪(132m2)の場合、C値が5.0なら隙間面積は660cm2(はがき約4.5枚相当分)、C値が2.0なら隙間面積は264cm2(はがき約1.8枚相当分)です。C値0.5㎠/㎡がいかに優秀な数値と言う事が分かって頂けるであろう!
以下のように家は性能によって暮らし方が変わる。もちろん健康面にもそれは関係してくる。
初期投資に少々かかったとしても、これからは高性能な家造りが長生きできる秘訣にもなると言う事なんですね!
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