室内建具の中には色んな種類の建具が存在します。
和室以外の部屋の入り口はほとんど洋風なドアと引き戸。
最近は大手各種メーカーの既成品が多く使用されているのが現代風うと言えばそうである。
パネルドア・ガラス入り・ステンドグラス入り・ガラリ風など。
既成品の多くは塩ビシート状の物です。
国産メーカーでは一社のみ大手木製建具メーカーがあるだけです。
しかしそのメーカーでも和室専用の建具は作っていません!
なぜ?和室専用建具は繊細なもので機械だけで造る事が出来ないからです。
細かい木製建具を造るのは「建具」職人の手で造り上げるしかありません!
特に日本間の障子や襖といった日本特有の建具は繊細な細かな作業を要する。
メーカー物も近ごろはありますがプラスチック製で見た目もプラスチックと分かる。
先日、弊社でも珍しい「組子障子」の依頼があり製作した。
組子にもいろんな種類がありその細やかな木組みは見事なものです。
最近TVでも組子職人が取り上げられて特集を何回か見ましたが「これぞ日本文化」「これぞ日本職人の技」と言ったところであった!
組子障子の他まだいろんな障子の種類があり障子の桟に関して言えばおそらく何百・何千とあると思います。
桟組は建具職人一人一人のオリジナルで我々家造りをする大工の棟梁からの依頼でオリジナルで造る場合も多い。
言ってみれば建具職人の数と棟梁の数だけ種類が存在するのです!
障子の中にはガラス入りもありこれが「雪見障子」と言う。
障子の下側半分が上にスライドしガラス越しに外に積もった雪景色を見ることができる障子だ!
家創りは奥が深く面白い!私はいつもそう思う。
特に日本建築は神社仏閣等もあり色んな意味で伝統が多い建物ばかりであるからだ!
私も51歳だがまだまだ発展途上中の学生と同じです。
家創りは一生涯勉強ですね!!
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