家について考える

木造在来軸組み


木造住宅の場合、家の骨組みは木と木を繋げて家の形にします。これが木組み。

木組み作業は「墨付け」と「刻み」と言われる作業を大工さんが加工場で行いお建前の準備をする。

その家に合わせて木と木を組み合わせる為に寸法を決めて、木に隅を入れ、墨通りに刃物を使用し刻んでいく。

今ではこの作業はプレカット呼ばれ、コンピューターと機械のみで行われるのが主流になっています!ただし、今は「ウッドショック」により木の値段が高騰しプレカット工場も機械が遊んでいる状態です。

一本の木は長くても4M程度です、8Mや12Mにしたい時は木と木をつなぎ合わます。直角方向から木を繋ぐことも出来ます!こうして家の骨組みを組み上げて行きます。その時に使われる繋ぎの手の形を「仕口」と言います。これは日本建築の最大の特徴となります

木はねじれたり反ったりします、当然一本一本の木の性格も違います。他人同士の木と木と仲良く繋ぎ、互いに狂いを出来るだけ出さないようにする事と繋いだ木と木が離れないようにする事
これが「仕口」です!だから大工さんの技量によって木組みも変わってくる。今の機械で行うプレカットではそんな技法が使えないので、金物等で補強をし家の精度を上げているのです。

仕口の形を少し紹介しますか!

一番多く使われる直線状に繋ぐ仕口、上下に組む仕口で左右方向へは絶対に離れない「カマ仕口」と方向が異なる場合のつなぎ手は「アリ」加工と言います。プレカットではこの2種類の木組みしか加工ができない。

   
割と大きめの材料を繋ぐときに使われる「だいもち」繋ぎ。これも直線状で繋ぐ仕口です。上下に繋ぐので左右方向への外れはありませんし、先端のヘソみたいな突起がよじれを防ぎます!繋いだ後に丸い穴が2つ空いている場所に「こみせん」と言う木の棒を打ち込み、更にねじれや離脱を防ぎます。

柱が近くに無い場所にどうしても繋ぎたい仕口「おいかけ」仕口は柱が下に有る場所から少しだけ離れた場所で繋ぐのが基本ですが、どうしても柱から離れて繋ぎたいときに使用できる仕口です。繋いだ後に丸い穴が2つ空いている場所に「こみせん」と言う木の棒を打ち込みますそうすると上下左右いかなる方向も離れる事はありません!凄く考えられた形ですね!

このほか、まだまだ色んな木組みの仕口は存在し、一人一人の棟梁があみだした仕口も数々あります。日本建築の木造り技法は大変優れています。地震大国ならでは木の粘りを生かした技法とも言えるでしょう!

在来軸組工法住宅は今後も受け継がれて行く技法だと思います。

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時間  10時より 17時まで (コロナ対策の為時間を区切って組数限定での開催となります)

場所  上伊那郡箕輪町

詳細・受付案内(当社H/P内より) https://mominokinoie.com/event/    直接℡も受け付けております。090-3476-1568 笠原まで

新型コロナ感染防止の為皆様が安心してゆっくりと体感できる様に「完全予約制」とさせていただきます。

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