「経年変化」と「経年劣化」と言う似た言い回し。一文字だけで恐ろしいくらい意味が変わる!
これは何を言いたのかと言うと家の内装仕上げ材についてです、日本の7割程度の家の床は「経年劣化」と言う言葉が当てはまってしまうのではないのか?内装材一つで大きく家の質が変わると言う事です!!
その理由は殆どの製品が石油製品の「新建材」で家のパーツが出来ているから。新建材と呼ばれる床は芯材にベニヤを使用しているがこのベニヤ厄介な物となる、他にもベニヤが芯材となっている家のパーツはたくさんあるがこれらの製品は経年劣化をする素材なんですね(-_-;)
直射日光や紫外線で酸化し表面がボロボロになってきます、今の技術は昔より向上しているので20年前・10年前・現在ではかなり持ちは違うと思いますが劣化は必ずします。とこれは紛れも無い事実なんです!人工的に作られる商品には限界があると言う事なんですね!
私共で手掛けている「もみの木の家」は自然の素材、しかも生きている「木」同じ木でもここがポイントとなりますから覚えておくと良いでしょう!
多くの住宅用建材(無垢の木)はクレームが無いように人工乾燥機に入れ水分と成分を強制的に抜いてしまいますがこれが大きな間違いでそれを行った木は新建材と何ら変わりはなくなってしまいます。水分と成分は木にとって命の源ですので自然乾燥で源を失いことなく乾燥させてあげる必要があるのです!
そうした生きた木は劣化はしません変化だけです!時間を掛けながら徐々に色艶を出しそれは見事に変化して行くんですよ!
色の変化・艶の変化・凹凸がでたりと人の成長と共に家も変化して行く様を楽しめます、何百年前の建物が今だ健在という紛れも無い事実があるがこれは木が生きているからこそなんですね!呼吸しながら生き続けているのです。そんな素材を使用した家が良い事は言わずと分かると思います。
家は手入れをしていくものですがそういったリフォームの時期も当然ですが長くてすみますから新建材の家のようなことはなくなるのです。と言う事は最初のイニシャルコストの部分ではローコスト住宅なんでしょうが
長いスパンで考えたらローコストハイリスク住宅という事になりかねません。
家は住まう人と一緒に長い年月を生きていく「友」なのです。住めればよいのではなくもう少し「家」と言う物に「価値」を見いだしていただくと現状日本の住宅がいかに価値の無い住宅になっているのかが見えてくると思います。大手ハウスメーカーの家が良い例でしょう!決して長持ちはしませんそれどころか考え方が25年~30年もてばよいと言う観点の家造りです。
諸外国での家の価値は長く続いていくもので日本だけがローコスト住宅などと言う物が存在している!
新建材の家の科学的な空気環境の中がいかに良くないものかをもう少し大きな声で我々が伝えなくてはいけませんね!
日本の家は本当に危険な家が多いのですから・・・・
コメント