ちょっとひとこと

素材は素材のままで

木材を扱う我々大工は木の状態を見極めながら現場へ納めていく。

例えば、柱。

柱はもともと一本の木。自然界で育っている時は地面から空へ向かって生えている。土・空気・太陽の栄養を受けながら上へ上へと育っていく。そんな自然界に生えている状態のまま家の柱にも使用するように木の上下を見極めながら使用している。

横架材(梁・桁)。横に使用する材料ですが、木の頭が東や南を向くように決めごとがある。これも自然界で生きている状態の様に太陽に向かって木が育つように使用している。神棚や仏壇の向きと一緒ですね!

板材になっても同様。出来るだけ見極めながら上下さかさまにならぬ様選別して貼っている。がしかし、それを学んでいない者は上下も見極める力がないので、木を逆さに使用してしまう。実際住むお施主様は素人なのでそんな事を気にしないのは当然だが、我々の世界では「家の繁栄」を願って家造りをしているので、上下・方向の誤った使い方はご法度なんです!

木の高い水準の目は「柾目」です。それ以外は板目になります。柾目は節も何く目も真っすだけの線がある部位で、ここを切り出し使用する。柾目の木は本当にきれいで床や壁や天井の板材ともなればかなり高価な材料となる。でもこれはその家の価値とも言えるので、節だらけの板目の家とは2倍3倍以上の価値のある家となる。

節の有る木はそれほど高価な材料として流通していないのが本当のところですが、大工の手間は柾目も板目も同じ事、手間のかかる素材には間違いありません。

大工の世界ではこのような事も親方から習ってきて、一人前に育っていく。

商売繁盛・家内安全・家内繁栄を願いながら家造りをしている地域密着型工務店はこの様な拘りを持って家造りをしている。

しきたりや慣わしを重んじる我々の業界は今後に残していくためにも本当の職人を育てていかなくては今の現状では絶えてしまう。

組み立てるだけの家も良いが、日本伝統の家も今後に残していかなくてはいけない。

必ずその様な需要も残っていくのだから。

 

4月のイベント情報 ~遠赤外線クッキングヒーター「DGH」調理試食セミナー~

DGHは電気が熱源となりますがIHクッキングヒーターとは違い「電磁波」の影響は受けにくくなっており、妊婦さんやペースメーカーを付けている方でも安心して使用出来る電気式調理機器です。DGHは特殊セラミックにより遠赤外線が豊富に出ます。この遠赤外線で料理する食べ物は良質なアルカリ性に変化するので体にとても良い。遠赤外線で沸かした水道水はアルカリ水となり、このDGHで沸かした水道水はIHやガスで沸かした水とは違いが出て長時間アルカリ性も保ってくれます。そしてもう一つの特徴が余熱料理です。DGHに仕込まれている特殊セラミックが一度発熱すると長時間熱が冷めないので、料理の際は時間半分で電源を切り後は余熱で料理ができる優れもの。上手に使い方をマスターすれば電気代もIHより安く済みます。そんなDGHを使った料理セミナーです。実際に目の前で料理し、それを試食してもらう企画となります。参加無料ですのでこの機会にDGHの良さを体感しにいらしてください。
日時 4月12日(日)AM10時30分より(二時間程度)
場所 諏訪市小和田7-32 体感ハウスにて
地図 https://goo.gl/maps/MwinuH9QCv2jCMjj9

[お願い]

最近「もみの木」という事を売りにしたグッズ等を売り出しているお店があるようです。弊社が扱うもみの木とは関係はありませんのでお問い合わせは販売しているお店にお願いします。フォレストバンクのグッズはネットともみの木の家を建てる会社でしか販売いたしておりません。
正規商品は「のんき工房 」までお問い合わせください!!
また、フォレストバンク 製品に似せたもみの木の床等が出回っているようです。人工乾燥材のもみの木は不思議な力は無いかもしれません。正規なもみの木は「フォレストバンク 」の製品を、「健康な住まいづくりの会 」の正規会員よりご購入される事がよろしいかと思います。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP